株式会社インベストメントカレッジ
吉田健吾
累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。
FXをこれから始めようとしている人は、まずは取引するFX業者を決める必要があります。
しかし、FX業者と言っても数多くのFX業者があるため、決めるのは容易ではありません。
FX業者の1つにGMOクリック証券がありますが、GMOクリック証券は取引しやすい環境が整っているのでしょうか?
そこで今回は、GMOクリック証券がFX向きなのか、GMOクリック証券の特徴を解説します。
Contents
GMOクリック証券はFX向き?
FXの取引を始めるには、まずFX業者で口座を開設する必要があります。
口座を開設すると言っても、FX業者の数は多く、どのFX業者で口座を開設すればいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
「どのFX業者で口座を開設してもあまり変わらないのでは?」と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
FX業者によってシステムの使いやすさやスプレッド、スワップポイントに違いがあるため、それらの違いをよく理解した上で取引するFX業者を決める必要があります。
GMOクリック証券では、株式や投資信託、FX債券などの数多くの金融商品を扱っています。
フォレックス・マグネイト社の調査によると、FX部門は2012~2018年の7年連続で取引高世界1位を達成。
そのため、GMOクリック証券は、世界で最も信頼されていて人気のあるFX業者と言えるでしょう。
GMOクリック証券のメリット
そんな世界で最も信頼されていて人気のあるGMOクリック証券ですが、なぜ人気があるのでしょうか?
GMOクリック証券の主なメリットは以下の4つです。
- スプレッドが業界最強水準に設定されている
- アプリが提供されている
- ツールが使いやすい
- スワップポイントのバランスが良い
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
スプレッドが業界最狭水準に設定されている
スプレッドとは、買い注文と売り注文の価格差のことで、FX業者の事実上の手数料です。
そのため、スプレッドが広く設定されているFX業者では、取引回数が増えるとその分だけFXの取引業者に支払う手数料が増えることに。
しかし、GMOクリック証券は主要通貨ペアの1つである米ドル/円のスプレッドは0.2銭とスプレッドが業界最狭水準に設定されています。
主要通貨ペアだけでなく、全体的にスプレッドが低く設定されているため、主要通貨以外の通貨ペアの取引を行う際も手数料を抑えることが可能です。
そのため、GMOクリック証券で口座を開設して取引を始めれば、効率良く利益を得られるでしょう。
アプリが提供されている
株式投資は、土日祝を除いて9~15時までしか取引できないため、サラリーマンにとっては取引しやすい環境が整っているとは言えません。
一方で、FXは土日を除いて24時間取引できるため、サラリーマンにとっても取引しやすい環境が整っています。
しかし、取引しやすい環境が整っていても、パソコンでの取引にしか対応していない場合は取引しやすい環境が整っているとは言えません。
GMOクリック証券では、iPhoneとAndroid両方に対応したアプリを提供しています。
場所を気にせずに取引できるのが大きな魅力の1つです。
ツールが使いやすい
FX業者によって提供している取引ツールは大きく異なります。
GMOクリック証券は、スマホアプリを提供しているだけでなく、パソコン用の高性能ツールも多数提供しています。
例えば、デスクトップ専用アプリである「はっちゅう君FXPlus」「ブラウザインストール型FXTOOLBAR」などです。
また、スマホを持っていない人に向けてガラケーでも取引できる「モバトレ君」、スマートウォッチからFXに関する情報を確認できる「FXWatch」なども提供しています。
これらの使いやすい取引ツールが充実しているため、より効率良く取引に取り組めるのが魅力と言えるでしょう。
スワップポイントのバランスが良い
スワップポイントとは、通貨間の金利差のことです。
保有したポジションによっては差額を支払う必要がありますが、差額を受け取れるポジションを保有した場合には、毎日スワップポイントを受け取ることが可能です。
各通貨ペアのスワップポイントは、各FX業者で設定が異なります。
FX業者によって、主要国の通貨ペアは高く設定されているものの、発展途上国の通貨ペアは低く設定されているなど様々です。
GMOクリック証券のスワップポイントはどちらか一方に偏っているわけではなく、主要国・発展途上国ともにスワップポイントの設定が高くバランスが取れています。
そのため、スワップポイントを狙った取引をする場合も、GMOクリック証券が適していると言えるでしょう。
GMOクリック証券のデメリット
GMOクリック証券には、スプレッドが業界最強水準に設定されている・アプリが提供されているといったメリットがありましたが、何かデメリットはあるのでしょうか?
GMOクリック証券の主なデメリットとして以下の2つが挙げられます。
- ロスカット時に手数料が発生する
- 最低取引単位が1万通貨
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
ロスカット時に手数料が発生する
ロスカットとは、FX業者があらかじめ設定している水準に損失が達した場合に、強制的に決済を行うものです。
レバレッジを効かせた取引では、急な為替変動が生じると、預けている証拠金以上の損失が発生する可能性があります。
そうなると、証拠金以上の損失を補填しなくてはなりません。
しかし、ロスカットがあれば余程大きな為替変動が生じない限りは、そうなる前に強制的に決済できるため、証拠金以上の損失を防ぐことが可能です。
ただし、ロスカットは強制決済なので損失が確定します。
さらに、GMOクリック証券では、ロスカット1回につき500円の手数料が発生します。
ロスカットの手数料が無料のFX業者があることを考慮すると、損失が確定するだけでなく500円の手数料まで引かれるのは大きなデメリットと言えるでしょう。
最低取引単位が1万通貨
FX業者によって最低取引単位は異なります。
GMOクリック証券の最低取引単位は、一般的な1万通貨となっています。
最低取引単位が1万通貨ということは、仮に1通貨100円の通貨ペアを取引する場合には100万円の資金が必要です。
しかし、レバレッジを効かせることによって最大25分の1の4万円まで抑えることが可能です。
FX業者の中には、最低取引単位が1通貨に設定されているFX業者もあります。
その業者で取引する場合には100円の資金で取引可能です。
また、レバレッジを効かせることによって4円まで抑えることも。
GMOクリック証券で取引する場合は、最低でも数万円の資金が必要になります。
そのため、少しでも資金を抑えながら取引したい人には、あまりおすすめできないと言えるでしょう。
まとめ
FXの取引を始めるには、まずFX業者の口座を開設する必要があります。
しかし、FX業者と一口に言っても数多くの業者があるため、その中から自分に合うFX業者を見つける必要があります。
GMOクリック証券もFX業者の1つですが、GMOクリック証券は2012~2018年まで7年連続取引量世界1位を誇る人気のFX業者です。
GMOクリック証券には、スプレッドが業界最強水準に設定されている・アプリが提供されているというメリットがある一方で、ロスカット時に手数料が発生する・最低取引単位が1万通貨というデメリットがあります。
FX業者によっては、運用結果に影響を与える可能性もあるため、FX業者ごとのメリットとデメリットを比較しながら自分に合ったFX業者の口座を開設しましょう。