株式会社インベストメントカレッジ
吉田健吾
累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。
この記事では、FXの自動売買=シストレが利用可能なFXの証券会社を比較します。
- スプレッド(手数料コスト)
- 売買システム(ストラテジー)の種類の数
- ツール
- 評価
- 通貨ペア数
これらを項目ごとに、有名7社を挙げた比較表もご用意しました。
実際にどの自動取引プログラムでFXの取引をするべきかを学びましょう!
FXの自動売買と聞くと、小難しいイメージを持ってしまう人も多いと思います。
しかし、今回の比較に登場する会社は、比較的初心者でもチャレンジしやすい会社です。
まずは、選択型シストレの比較をご覧ください!
Contents
選択型シストレの比較
FXの自動売買における、代表的な選択型シストレの比較表です。
○=他の会社よりも評価が高い。
△=平均。
×=他の会社よりも評価が低い。
【セントラル短資】
スプレッド:△
ストラテジー:△
ツール:△
通貨ペア数:△
評価:○
【アイネット証券】
スプレッド:○
ストラテジー:×
ツール:△
通貨ペア数:×
評価:○
【みんなのシストレ】
スプレッド:△
ストラテジー:△
ツール:○
通貨ペア数:×
評価:○
【インヴァスト】
スプレッド:×
ストラテジー:○
ツール:○
通貨ペア数:△
評価:○
【トラッキングトレード】
スプレッド:○
ストラテジー:上限なし
ツール:△
通貨ペア数:○
評価:△
【ひまわり証券】
スプレッド:×
ストラテジー:△
ツール:△
通貨ペア数:△
評価:×
【トラリピ(M2J)】
スプレッド:×
ストラテジー:上限なし
ツール:○
通貨ペア数:×
評価:○
上記の比較表を参考にしてください。
次の項目からは、FXの自動売買におけるポイントをご紹介します!
低スプレッドを選ぶことが重要!
FXの自動売買の比較は「低スプレッド」を選ぶことが大切です。
その背景を解説していきますね。
FXの手数料のコストは、「スプレッド」幅の大きさです。
コストの安さ=スプレッドの低さの面で比較をすると、セントラル短資が長けています。
当然、時間帯によってスプレッド幅の変化はあります。
しかし、セントラル短資のようなミラートレーダーを採用している会社には特徴があるのです。
それは、「スプレッド幅が固定になっている」ことが多いという点です。
またアイネット証券の自動売買「ループイフダン」のスプレッド幅は最も小さい傾向にあります。
取り扱う通貨ペアで業界最安値なのが特徴と言えます。
アイネット証券のループイフダンは他のFX業者と違う点があります。
それは、スプレッドが固定制であるということです。
原則的に1日を通して変動することはありません。
変化するのは、相場の急変時のみのため、基本的に手数料コストは変わりません。
ループイフダンは独自開発されたソフトで、ミラートレーダーではありません。
そのため、一定の値幅毎に自動売買を繰り返してくれるシグナルを取り扱えるのです。
これがFX自動売買として人気の理由となっています。
こちらは、リピート注文型の自動売買に分類されています。
スプレッド幅が小さければ小さいだけ、損益状況の期待値も大きくなります。
すると、効率的に利益を得られるというメリットが生じます。
スプレッドが小さいことでコストカットができるので、リスクも避けられるのが特徴です。
アイネット証券はフリーランスの業者よりもコストに対する負担が少ないです。
スキャルピング型の手法でもコスト面の負担が小さく抑えられるのも注目のポイントです。
注意ポイント
ただし、スプレッド幅が小さいということは、見返りも小さいということ。
基本的にサービスを求めるのであれば、スプレッド幅が大きい会社を選ぶべきです。
スプレッド幅+手数料の会社もある!
FXの自動売買の比較をする際に覚えておいて欲しい2つめのポイントです。
それは、スプレッド以外に別途手数料が必要になるFX会社も存在するということ。
必ずしもスプレッド幅だけが取引コストの大きさに直結するわけではないのです。
スプレッド幅とは別に手数料が発生するFXの自動売買を紹介します。
- マネースクウェア・ジャパン:トリラビ
- FXブロードネット:トラッキングトレード
- ひまわり証券:エコトレFX
これらが対象となります。
スプレッドそのものは小さくても、手数料の金額を考慮することは忘れないように。
あくまでトータルの取引コストを含めて考えるようにしましょう。
そうすると、スプレッド幅のみの業者よりもハイコストになる可能性もあります。
ポイント
FXの自動売買を比較する際には、スプレッド幅だけを比較しないようにしましょう。
取引の合計コストを比較した上で取引する会社を選ぶようにするべきです。
ストラテジーの種類にも注目!
FXの自動売買を比較するなら、ストラテジーの種類数にも注目です。
「ストラテジー」の数が多いネット証券はインヴァスト証券です。
インヴァスト証券は「シストレ24」という自動売買ツールを採用しています。
シストレ24で利用可能なストラテジーは1500種にも及びます。
これは、他のネット証券と違い、複数のプロバイダーのプログラムを使っているからです。
もちろん、追加の手数料などが発生することはありません。
色々な種類のストラテジーを利用して自動売買をしたい人にとっては注目の会社ですよね。
やはり、ストラテジーの豊富さという目線で見ると、インヴァスト証券は魅力的です。
コンテンツやツールの品質もポイント!
FX自動売買のツールやコンテンツの品質の見極めも大切です。
ミラートレーダーなど、自動売買に欠かせないのがツールです。
ツールはコンテンツの一部として各社が独自に用意しているケースが多いです。
このツールの品質の高低も非常に重要なポイントなのです。
ツールの品質やサービスで比較すると、ポイントが高いのは下記の会社です。
- インヴァスト証券:シストレ24
- セントラル短資FX:セントラルミラートレーダー
- ひまわり証券:エコトレFX
上記3社は評価が高いです。
ミラートレーダーについては下記のコンテンツが優秀です。
インヴァスト証券→「MYシストレ24」
セントラル短資→「シストレ広場」
ストラテジー検証やバックテスト結果を確認できるのが、その理由です。
どちらも高機能で、見やすさの面でも評判が良いのが特徴です。
ひまわり証券のエコトレFXは、上記2社とは異なる部分があります。
それは、取引のフォームそのものが検索用ツールと一体化しているという点です。
バックテストやランキングなどをポートフォリオごとにバックテストができる機能もあります。
ミラートレーダーを扱う会社は、それぞれが独自にサービスを提供しています。
各社の提供する独自ツールを使うことで、運用成果や特徴をわかりやすく把握しやすいです。
各ストラテジーを簡単に検証可能なので、どのストラテジーを選ぶべきかを分析しやすくなるのです。
自動売買のツールやコンテンツが充実しているか否か
このポイントは、自動売買の比較をする際の重要な項目となっているのです。
スマホからの利便性!
FXの自動売買の比較の際はスマホからの利便性もチェックしましょう。
FX自動売買の取引でスマホ操作ができるのは非常に大切なポイントです。
外出中でもストラテジーの追加、決済、削除ができるのは長所と言えるからです。
スマホに対応しているFX業者は、過去実績や収益率ランキングなども閲覧できます。
外出先の空き時間を有効活用して、自動売買の調査を行うことができるのもメリットです。
一方で、PCからのアクセスが前提としている会社は、まだ多く存在しています。
もしもあなたが外出先でのFX取引を頻繁に行うようなら、スマホで自動売買に対応している会社を選びましょう。
どのネット証券がおすすめ?
FX自動売買を比較した結果、どこのネット証券がおすすめなのでしょうか?
ここで、冒頭の比較表を再度チェックしてみましょう。
それぞれの会社にはあらゆる面での優劣があるのがわかると思います。
スプレッドに特化した会社もあれば、ストラテジーに重点を置く会社もあります。
つまり、結論から言うと、評価の基準は人によって異なるのです。
あなたの取引のスタイルに合った会社を選ぶことが重要ということです。
しかし、どの証券会社を選ぶのが最も望ましいかは、みなさんが気になる部分だと思います。
そこで、これは個人的な意見になりますが、参考までに例に挙げておきますね。
下記のポイントをセルフチェックして、自分に合う会社を見つけるのがいいでしょう。
- ストラテジーと自分の取引スタイルがマッチングしているか?
- ツールに求める機能が充実しているか?
- あなたの最も重視する項目の評価が高いかどうか?
これらの観点を中心に据えて取引するべき会社を比較してみましょう。
もしも、コツコツ型のストラテジーを求めるなら、コストを抑えられる会社を選ぶべきです。
また、ストラテジーの検証をじっくりしたいなら、ツール機能の充実さを中心に比較をするべきです。
ポイント
あなたのトレーディングスタイルを考慮して、会社選びをすることが最重要なのです。
総合評価の高いサイトはどこ?
FX自動売買を比較した際の総合評価の高いサイトはどこなのでしょうか?
結論から言うと、インヴァスト証券のシストレ24が最も評価が高いと言えます。
評価のポイントは以下になります。
- ストラテジーを一覧の中から選べば稼働できる。
- 利便性に優れている。
- ストラテジーの種類が豊富。
- ストラテジーを探し出すツールが優秀。
これらの理由から、シストレ24の評価は高いと言えるでしょう。
シストレ24では「フルオート」という自動化機能もあるので、これもメリットでしょう。
こちらはプログラムが勝手にロジックの入れ替えもしてくれます。
こういった点から、初心者〜上級者まで幅広く支持されている会社です。
また、口座開設者数がFX取引の自動売買の中でトップクラスという実績もあります。
これは、大きな支持を得ているという何よりの証拠になっています。
次点としては、以下の会社もおすすめです。
- セントラル短資FX:セントラルミラートレーダー
- あいネット証券:ループイフダン
セントラル短資FXはスプレッド幅の小ささが特徴的です。
シストレ24と同様に手数料が不要なため、総コストを抑えられるのがメリットです。
アイネット証券のループイフダンもコストの安さに定評があります。
まとめ
以上がFX自動売買の比較のポイントでした。
今回、比較した会社には、それぞれの特徴があります。
- 具体的にどんな部分でユーザーからの評価を得ているのか?
- どんな部分が評価を欠いている原因なのか?
これらの理由を解説してきました。
今回の比較表や解説を参考にして、あなたの取引スタイルにあった会社を選んでいただければ幸いです。