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FXは相場の読み方を学ぶことが重要?相場の読み方を解説

投稿日:2019年12月1日 更新日:

この記事の監修

株式会社インベストメントカレッジ 
吉田健吾

累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。

FXで安定した利益を得るには、相場がどのように変化するのかを読まなくてはなりません。

しかし、相場を読むと言っても、様々な要因で相場は変動しているため、読むのはなかなか容易ではありません。

FXには正しい相場の読み方はあるのでしょうか?

そこで今回は、安定した利益を得る上で重要な正しい相場の読み方について解説します

FXは相場の読み方を学ぶことが重要?

FXは相場の読み方を学ぶことが重要?

FXでは次に相場が上がるのか下がるのか予想して取引することで差益を得ます。

ただ単に相場が上がるのか下がるのか予想するだけなら2分の1で当たるので勝率50%と言えそうですが、実際はそんなに簡単ではありません。

何も根拠のないエントリーはギャンブル的な要素が強くなり、運任せのトレードになってしまいます。

そうなると、いくら選択肢が2分の1でも反対を選んでしまい、損失が増える可能性があるので注意が必要です。

安定した利益を得るには、相場の読み方を理解して、根拠のあるトレードにすることが重要です

まずは相場の変動に影響を与える要因について見ていきましょう。

相場の変動に影響を与える要因

相場の変動に影響を与える要因

相場の変動に影響を与える要因は主に以下の5つです。

  • 経済による要因
  • チャートによる要因
  • 実需による要因
  • 金融当局による要因
  • 地政学的リスクによる要因

それぞれの要因について詳しく解説します。

経済による要因

通貨は国が発行しているものであるため、経済情勢による影響を受けます

例えば、景気が良いと判断される場合には、その国の通貨が買われるため、その通貨が関係する通貨ペアは価格が上昇する可能性が高いと言えます。

反対に、景気が悪いと判断される場合には、その国の通貨が売られて、その通貨が関係する通貨ペアは価格が下落することに。

このような経済による要因から相場を予想する方法をファンダメンタルズ分析と呼びます。

FXの主要な相場の読み方の1つであるため、しっかりと覚えておきましょう。

チャートによる要因

チャートとは、相場を視覚的に分かりやすく表したものです。

このチャートは日々の取引で生み出されており、誰が何を購入して売却したという情報のほか、トレーダーの心理状態も読み取ることができます

相場はその時の勢いが強い方に変動が偏るため、チャートをしっかりと読み解いて買いや売りのサインを見極めることができれば安定した利益が期待できます。

このようなチャートから相場を予想する方法をテクニカル分析と呼びます。

こちらもFXの主要な相場の読み方の1つであるため、ファンダメンタルズ分析と同様、しっかりと覚えておきましょう。

実需による要因

相場に影響を与えているのは、トレーダーたちの取引だけではありません。

グローバル化が進んでいる昨今では、世界中の企業と取引する機会が増えています。

それらの企業と取引する場合は、支払いを現地の通貨で行わなくてはならないため、自然と輸出決済や外資決済などの機会が増えます。

特に5・10日(ゴト日)と呼ばれる日は注意が必要です。

5や0の付く日はこれらの決済が多く、相場が大きく動く可能性が高くなるため、相場の読み方に工夫が求められるでしょう。

金融当局による要因

為替変動の影響を受けるのは、FXのトレーダーだけではありません。

企業にとっても為替変動は大きな影響を受けます。

例えば、円高が進行すると安く輸入できるので国内企業に有利ですが、輸出企業にとっては利益が少なくなるので不利に。

輸出企業が多い日本にとっては円高が進行すると株安なるケースが一般的です

そのため、自国にとって不利な状況や相場が荒れている場合は、政府が為替介入を行います。

この為替介入は金額も規模も大きく、相場に大きな影響を与えるので注意が必要です。

地政学的リスクによる要因

地政学的リスクとは、戦争やテロなどで世の中の不安が高まる状況です。

これらの地政学的リスクが高まる状況では、影響を受ける国の通貨が売られる一方で、安全と判断される国の通貨が買われる傾向があります。

「FXでは、経済情勢を確認しておけば大丈夫」と思っている人も多いかもしれませんが、それだけでは地政学的リスクが高まった時に大きな損失を抱える可能性も。

そのため、経済だけでなく政治も意識しながらトレードすることが重要と言えるでしょう。

ファンダメンタルズ分析を使った相場の読み方

ファンダメンタルズ分析を使った相場の読み方

相場を読む上で重要なファンダメンタルズ分析。

ファンダメンタルズ分析を使った相場の読み方にはどのような方法があるのでしょうか?

ファンダメンタルズ分析を使った相場の読み方は主に以下の2つです。

  • 経済指標を確認する
  • 金融政策を確認する

それぞれの読み方について詳しく見ていきましょう。

経済指標を確認する

経済指標とは、国が発表している国の景気動向で、GDPや小売売上高、雇用統計、景況感指数など、多くの種類があります。

中には、為替変動に与える影響が少ない指標もあるため、どの指標が相場に影響を与えるか事前に確認しておくことが重要です。

また、経済指標の発表前および発表後は相場が大きく動きます。

証拠金維持率が低くなっていると、ロスカットされてしまう可能性もあるので余裕を持っておきましょう。

金融政策を確認する

金融政策には、政府による金融政策と銀行による金融政策の大きく2つに分けられます。

現在取られている政策の内容はどのような内容なのか、その内容がどちらかに偏っていてそれが元に戻った時にはどのような影響があるのかを事前に確認しておくことが重要です。

要人発言では、金融政策について何らかの発言が行われる可能性が高いため、必ずチェックしておきましょう。

テクニカル分析を使った相場の読み方

テクニカル分析を使った相場の読み方

ファンダメンタルズ分析と並んで重要なテクニカル分析。

テクニカル分析を使った相場の読み方にはどのような方法があるのでしょうか?

テクニカル分析を使った相場の読み方は主に以下の2つです。

  • チャートで相場の流れを確認する
  • ツールを使って確認する

それぞれの読み方について詳しく見ていきましょう。

チャートで相場の流れを確認する

テクニカル分析では、チャートを確認して現在の相場がどのような状況で、次にどのような変動が生じるのかを予想します。

例えば、チャートに表示されるローソク足では、一定期間における安値・高値、始値・終値、上がったか下がったかを把握することが可能です。

これらの情報と過去のデータと比べる必要があるため、過去のデータに関する知識を身に付ける必要があります

テクニカル分析はすぐに使いこなせるものではないため、時間をかけてしっかりと準備を整えましょう。

ツールを使って確認する

ローソク足から次の変動を予想することもテクニカル分析の1つですが、テクニカル分析には数多くのツールがあります。

例えば、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、移動平均線、一目均衡表などです。

ツールは、テクニカル分析を行う上でサポートの役割を果たしてくれるため、予想精度をより高める効果が期待できます。

自分に合ったツールを見つけて組み合わせながら安定した利益を目指しましょう

まとめ

まとめ

FXでは、相場がどのような状況にあるのか読み解くことができれば、安定した利益を得ることができます。

しかし、為替の変動要因は数多くあるため、相場の読み方が分からないという人も多いと思います。

そこで重要になるのがテクニカル分析とファンダメンタルズ分析です

必ずこれらの分析手法を使ったからと言って、勝率が100%になるというわけではありません。

しかし、これらの分析手法を活用することで勝率を高めることが期待できるため、運任せのトレードではなく、根拠のあるトレードを心掛けるようにしましょう。

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